たっぴーのシールぴた~

ポケモンのことやTCGのことなどを書いていきます。

【ポケモン】VGC2016統括

今回は統括記事です。

公式ルールがGSに決まった12月から環境を追い始め、世界大会の8月、グロリアのある10月までもプレイしていたので約1年近くこのルールに取り組んでいました。

始めたころにSDやスペレで色々と試していましたが、いまいち勝ちきれない上にしっくり来ないことが多く感じました。

まず感じたのは受け回しが多かった点です。
GSルールは高火力を押し付けられるポケモンが多いのに、変にタイプ相性を意識していたところがネックでした。

次に横の並びや役割対象を意識しきれていなかった点です。
自分のしたいことが明確化していないために勝ち筋がわかりにくくなりました。

エルゲングラゼルネを使用しましたが、エルゲンだけで頑張りすぎて後の伝説への繋ぎを意識できていなかった点が勝てない原因なのと、エルゲンを理解しきれていないところが問題でした。

次にホウオウオーガや重力キュレムのパーティに触れましたが、同じ並びで全てをカバーしようとしていたのと、補完で入ったポケモンがうまく選出出来ていなかったためにパーティパワーが落ちる原因になっていました。

それからレックオーガゲンガークロバやレックオーガボルトクチート、BIG6系統のパーティを使うも、選出が見えてこなくて勝てない時期が多く続きました。

それから色々巡って、最終的にはグラカイを使用することになりました。

発端はもうだめださんのあんぐらオフ優勝構築です。
http://d.hatena.ne.jp/moudameda_kuroron/20160119/1453172467
この完成度の高いギミックとグラカイの数値の高さに惚れ、どうにか使いたいと考えていましたが、当時はマイナーだったドータクンに対しての食わず嫌いが拭えずなかなか踏み切れませんでした。
それからYTさんがディアオーガドータの構築で結果を出し、マンダドータの選出の強みなども知りました。

それからジャパンカップと全国大会で使用したグラカイ構築はじーん(@zeen172M)から教えてもらい、立ち回りなども彼に聞いていました。
様々な構築を使い迷走している中で、グラカイはいけるとなんとなく感じ、そこから当人に聞いて使い始めることにしました。
彼とは同じ構築をジャパンカップから全国大会まで使用しました。この構築を使っていく中で感じる苦難は多かったものの、悩みを質問したらなんでも答えてくれたり一緒に考えてくれたり、またGSルールで重要になる、構築段階から選出を事前に決めておく大切さをこの構築を通じて学ぶことが出来ました。
加えて世界大会の構築までお世話になったので感謝してもしきれないです。ありがとう。

この構築はBIG6には叶わないものの、個々のパワーが高く対応範囲が広いです。
使っていて様々な選出パターンが考えられ、構築上で無理なわけではなく選出をうまくすることで勝つことが出来る兆しが見えていたので、対戦を重ねて選出や立ち回りを煮詰める上でのモチベーションにも繋がる6匹でした。

また、グッドスタッフのような形は自分好みでもあったので、使いこなそうと必死に練習しました。
恐らくGSルールで2000戦近くした対戦のうち1000戦以上はこの構築で戦いました。
元はシングルバトルのプレイヤーだったので、ダブルバトルの基礎を固めるところから始まり、たくさんの構築や情報に触れていきました。
幸いにも周りの環境に恵まれ、知識を得るための環境は豊富にあったので無駄にしないように自分なりに努力はしましたが、それでもまだ甘い部分があると感じています。
個人的な癖で結局詰めるときは一つのものを重点的となって周りが見えなくなりがちでしたが、反面この構築を深く知ることで学べた考え方はたくさんあったので後悔はしていません。

世界大会が近づくにつれ、構築が準備できないまま焦りを感じ始めました。
半ばグラカイでいいやと思っていましたが、へんしんドーブルクレセリアが出てきてからは勝率を落とし、無理な対策をすると構築が歪む原因となってしまう(スキスワを抜くなど)ため目を瞑りながら使っていました。

しかし、そこからBIG6へと切り替えました。
BIG6を使おうと決めたのは出国する3日前でした。
じーんや知り合いにたくさん調整や選出の仕方を手伝ってもらい、なんとか形にはすることが出来ましたが、詰めが甘い部分はかなり多かったです。

それまでは特に考えずにジャパンカップから全国大会まで使っていたグラカイドータを使用しようと考えていましたが、環境を見返した時や去年の世界大会での後悔を踏まえ、慢心が一番良くないと考えて自分の甘さを振り切ってBIG6へと構築を変更しました。

そんな思いを振り切ったのは、世界大会の調整もあったものの、別にプレイしていたヴァイスシュヴァルツというカードゲームの影響でした。
そのカードゲームでは好きなデッキ、使い慣れたデッキをずっと使っていたのですが、環境トップのデッキがどんな場面にもケアが効く強力な軸を持っていて、自分の構築とプールではどうやっても勝てずにいました。
そこで出た答えは、それを自分でも使うという簡単な答えでした。

それはポケモンにおける現状と何ら変わらないと思い、急遽グラカイドータからBIG6へ変更することとなりました。
元々ゲンシグラードンドーブルメガボーマンダを使用したパーティが強いと考えていたにも関わらず、それを構築の形にせずにだらけていたのはとても時間を無駄にした行為だと反省し、それから時間のある限りひたすらポケモンのことを考えて、飛行機の中でも調整を欠かしませんでした。
今回が5度目の世界大会で、交流や食事、交換や対戦など参加しているだけで楽しいという背景を知ってしまっていて、そのイメージが強く対戦が二の次になっていたかもしれません。
国内大会では決して満足のいく結果は出ていなく、半ばあきらめ気味でいたのかもしれません。
実際にジャパンカップが終わってから新しいゲームを3種類ほど手を付けており、ポケモンに真剣という状態ではなかったです。

世界大会では構築のパワーと対戦ゲームで培った対戦勘からなんとか5連勝出来たものの、有利に進めるゲームでも慢心で相手に隙を許したり、焦って博打に出たり、挙句の果てに待ち受けていたのは全く想定をしていなかった厳しいパーティで為す術なく3連敗してしまいました。

そういった負け筋があったのは調整不足なだけでなく、心の余裕の無さも影響していると思っています。実際に5連勝して後1勝で通過ということもあったので浮かれていたのかもしれないです。

世界大会が終わってからは記事も書かずにダラダラと色んなゲームに手を付け、グロリアもせっかく主催する機会があったのに新たな構築を試すことなくBIG6で挑みました。

自信がないわけではなかったですが、せっかくの機会を自分で作ったのに用意することもなく環境分析をするわけでもなくダラダラプレイしていたと思います。

こうやって統括記事を書いているのも新作の出る前日の深夜2時50分。AMALGAMEに記事を投函したのがその3時間前です。この間もsplatoonなどして遊んでいました。
ブログも合間を縫って必死に書いていましたがトラブルがあり時間がかかってしまうことになってしまいました。急がば回れとは言いますが余裕がなければ回る時間すらもないものです。

その余裕を消したのは自分の怠慢さなのは重々承知なのにそれが実行出来ないままいる状況です。

新作が出るこのタイミングでこの記事を書き終え、ある程度リフレッシュした気持ちで次を向かえられるように、他の溜まったタスクもできるだけ早く消化し精神的な余裕を持って過ごしていくべきだと、ゲームを通じてでもわからされました。

来年、またポケモンの大会に出る機会があれば、また他の対戦ゲームを触る機会があった時には、これらの懸念要素を全て打破して、負けても納得できるように、事前の調整では見栄を張らず自分に嘘をつかず、全力の自分で目の前の敵に向かえるように、成長していきたいです。