【ダブル】ジャパンカップ使用構築 ボルトクチート雨
ジャパンカップお疲れ様でした。
大会結果は1つ前の記事にも書きましたが、1日目、2日目は勝てていたのですが、
3日目に入りリザードン入りと当たるようになったり、プレイヤーのレベルが高くプレイングで上を行かれて負けてしまいました。
バンドリに上手く合わされたり、エルテラでアンコ石火食らったり、バシャーモ止まらなくて負けたり。
反省すべきところは沢山見えてきて、練習不足だったところが多かったので来年に活かします。
ニコニコ超選手権と同じく他の人の構築を使用することになりました。同じく使用感等を書いていきます。
使用構築
http://clysis.blog35.fc2.com/blog-entry-52.htmlclysis.blog35.fc2.com
使用した感想など。
【ニョロトノ】
雨「なみのり」が強かった。
ルンパッパの隣で「なみのり」をして雑に削り、倒されたら他で削り切る。わかりやすく強かったです。
「あまごい」は、バンドリマンダバレルに対して
マンダバレルVSトノルンパで、マンダ守るバレル→バンギをピンポイントで読んだ、ルンパがバレル方向ハイポン、トノがあまごい
が成功して勝つことが出来た。
リザードンに対しても「あまごい」で取れたことも何度かあった。
【ルンパッパ】
「ハイドロポンプ」の高火力で受けに来るポケモンもゴリゴリ削る。
乱発することもたまに有りましたが、見極めれば打たなくて良いシーン、打たなくていい選出で解決できることもありました。
ただ「ハイドロポンプ」が無いと勝てない試合もありました。
「とつげきチョッキ」は無難に強かった。ニンフィアと強引に殴りあうことも出来ましたが、「ハイドロポンプ」に依存してしまうためやや不安定でした。
【ボルトロス】
Scarさんの構成から「めざめるパワー氷」を切って「まもる」に変更。
ガルーラスタンにボルトロス+クチートで選出していくのですが、これによりガルーラ+ニンフィア等に初手でどちらも「まもる」ことで、安定しました。
ゴツゴツメットも強く、ガルーラに「ねこだまし」をされた場合クチートの「アイアンヘッド」圏内に入れることができるため強力だった。
サーナイト+モロバレルの並びでサーナイトに「でんじは」を入れたいため、「ぼうじんゴーグル」を持たせることも考慮しましたが、ジャパンカップでは無難にガルーラスタンを選択してくる人も多いと判断して「ゴツゴツメット」のまま。
【クチート】
雨のクチートの動きやすさは異常。
ランドロス、ヒードランを牽制できるためとにかく動きやすい。
取り巻きの耐性やタイプのお陰で、メガ前は耐久が低いもの「れいとうビーム」等に合わせ後出しが決まりやすく、パーティにフィットしていた。
「アイアンヘッド」「いわなだれ」「ふいうち」「まもる」
どれも欠かせない、最強ポケモンでした。
【ガブリアス】
珠の超火力がどれも偉い。
「ドラゴンクロー」で耐久サザンを、
「じしん」でニンフィア等を強引に削る
「いわなだれ」でランドロスの「いわなだれ」耐え調整のリザードンを倒す
パーティ内で欲しい要素が詰まっていました。
雨以外の選出をした場合ドラゴン2枚になり、対フェアリー、対氷技に対して少し窮屈に感じました。
【サザンドラ】
「トリックルーム」要因を超火力で削る強さ、ギルガルドに対しての遂行技としての「あくのはどう」が強い。
相手が受からない状況を作らせればそれだけでゲームエンドに繋がる上、CSながら耐久もあり、「めざめるパワー氷」では屈しない耐久力のお陰で強かったです。
しかし、
・パーティ的に厳しいサンダーを高速処理するコマであるのにサンダーに「りゅうせいぐん」を打たなかった
・ドリュウズの処理で「だいもんじ」を選択しこだわってしまった結果サンダーの処理が辛くなった
・攻め急いで「ラスターカノン」を選択した結果、交代されて厳しい状況になった
・ガブリアスの「じしん」と「ラスターカノン」でニンフィアを処理したまではいいが後続が止まらない
などの、甘い立ち回りで取りこぼしたりと使い方が下手でした。
きつい相手は
・リザードン+ニンフィア+霊獣ランドロス
・珠化身ボルトロス
・マニューラ+リザードン
スカーフバンギラス入りパーティ
個人的に苦手なのは
・リザードン入りの構築
・サンダー入りの構築
特にリザードン入りの構築の珠化身ボルトロスが厳しく、先発リザードン+珠化身ボルトロスで壊滅します。
化身ボルトロスが耐久振りであることを願ってガブリアスで強引に「いわなだれ」を選択して1敗。
ガブリアスの「ヤチェのみ」や「きあいのタスキ」をケアした、リザードンの「まもる」の場合もありました。
「めざめるパワー氷」でガブリアスが、「いわなだれ」でボルトロスを倒した後も、相手の裏から出てきた霊獣ランドロスに崩されたり。
サザンを強引に出しに行きましたが後ろからニンフィアを投げられ、どうしようもない。
ボルトロス+クチート選出時も、「ちょうはつ」+「まもる」で様子見をしようとしたところ、「ちょうはつ」持ちCS「きあいのタスキ」化身ボルトロスに遭遇し崩されたり。
迷走期にはボルトロス+クチート選出をしてリザードンに「でんじは」、リザードンの「ねっぷう」や「オーバーヒート」をクチートがかわすか痺れるかを神頼みして動いていました・・・。
次に、構築を選択した経緯を書きます。
ヴィクトリアリーグでのメガサーナイト+モロバレルの流行に伴い、各所で「ぼうじんゴーグル」持ちのポケモンが考察されるように。
これに伴いモロバレルの減少、またパーティパワーが落ちるのであれば、雨などのビートダウン構築が無難に強いのではと考え雨構築を模索。
窓ではメガボーマンダ入りの雨など考えられていましたが、自分の手に合いそうなScarさんの雨を使わせてもらいました。
ニコニコ超選手権後2週間ほどShowDownなどで感触を掴み、3日前にレーティングで練習。
しかし思ったように勝てなかったので、窓で偽トロで画面を映し、Scarさんに教えてもらいながら練習していました。
あまりわからないまま雨選出をしたり、後発雨選出や、ルンパッパ+ボルトロスで猫挑発で強引に解決を狙ったりと弱い動きをしてしまう中、立ち回りや選出の指導でかなり改善されました。
選出については
先発
ニョロトノ+ルンパッパ
ボルトロス+クチート
ボルトロス+ガブリアス
サザンドラ+ガブリアス
サザンドラ+クチート
主にこの5つの選出をしていきました。
後発は
ニョロトノ+ルンパッパ(+刺さっているor動きやすいポケモン2匹)
ボルトロス+クチート(+ガブリアス・サザンドラorニョロトノ+ルンパッパ以外orルンパッパ+ニョロトノ以外)
ボルトロス+ガブリアス(+クチート@1)
サザンドラ+ガブリアス(+クチート@1)
サザンドラ+クチート(+ボルトロス@1)
後発雨選出は動きにくくそこまですることがなかったです。
このパーティを使用した感想としては、
まず雨選出であるニョロトノ+ルンパッパが霊獣ランドロスに強く、選出や立ち回りを抑制することで比較的「いわなだれ」を貰いにくくなり、ひるみによる負けが少ないのが精神衛生上良かったです。
自分は5世代からシングル・ダブルにおいて雨パーティを大切な試合で一度も使用したことがなく、天候の取り合いに置いてもこちらがバンギラスを使用し上書きする形が多かったです。
他天候を取ってもシングルの、ユキノオー+トドゼルガのあられパーティぐらいでしか経験したことがなかったのと、使用したのがかなり前だったために、自らの天候を活かして戦うプレイングに最初は慣れませんでした。
リザードンやバンギラス入りには雨以外の選出をすることが多く、ガブリアスを試合のキーポケモンとして、それを中心に相手の思考を読むことでゲームを有利に進めることができました。
次に、ジャパンカップに限らず実力が同じぐらいの相手と試合する場合では運要素が試合の鍵を握ることが多いということ。
他にも上から攻撃をするという点では
「でんじは」で上から攻撃が出来るように繋ぐ
→「でんじは」+「いわなだれ」でワンチャンスを狙いにいける
実際にクチートとガブリアスの「いわなだれ」、サザンドラの「あくのはどう」で怯ませて勝った試合は数多く、イージーウィンとは行きませんが選択肢の1つとしては汎用性が高いながらも勝ち筋に繋げられたと思います。
雨選出の場合では運要素がこちらは比較的受けにくく、水技の通りが悪い相手にも、ニョロトノ・ルンパッパどちらも「れいとうビーム」での氷もあり、時に凍らせて勝つ試合もありました。
相手に運要素を押し付けることができる要素が多いパーティだからこそ成し遂げられた運勝ちだと思っています。
ジャパンカップでは、試行回数よりかはいい運を引いていると感じました。
基本軸で取るところは取れてワンチャン取るようなスタンスが最終的に勝率も伸びるのではないかという考えです。
下の続きから、いわなだれや運の話の続きや、あまりまとまらなかった話、ダブルバトルを通じて感じたことを書いていきます。
個体を貸していただいたり、パーティのことについて詳しく教えていただいたScarさん、
フレ戦をしたり立ち回りを指導していただいたボードゲーム窓の皆さん、
ありがとうございました。
続きです。まとまらなかったので自分の振り返りとかメモ程度です。
ダブルバトルでは横の並びでの強い動きが注目され、受け回すよりかは攻め、特に横の並びで崩すのが強いことを意識するよう教えられました。
その中で自分が使えそうなのは・・・と考えますが、どちらもクレセリアが投入されており、ジャパンカップではTODのリスクがあるため悩んでいたところ、
マニュテラのクレセは詰ませに行くクレセリアだけど、リザドランのクレセリアは「こごえるかぜ」で展開したり、そもそも「めいそう」したあと攻撃することで特にTODにはならないことが多いと聞きました。
実際にれてぃあさんがジャパンカップにて使用していてTODは特に問題なかったようです。使ってみないとわからないところもありそうですね。
d.hatena.ne.jp
ポケモンは当然急所に当たることもあり、上から攻撃するということは相手よりも先に急所の施行が出来るという点もあります。
物理ポケモンも、「いかく」にて対処する人が多いため高耐久ポケモンや全体技で攻撃し続けることで急所を引く
リスク当然それだけでは惑わせるという点では試合のプランをひっくり返しやすいです。
倍率では0.67→1.5となり、実に2.23倍。
ガルーラを威嚇で見る観点では2回攻撃が可能という点で安心できないです。
実際にガルーラの急所によって、交代されて「いかく」によるAダウンを戻すとガルーラの不意打ち圏内に入ってしまうようなこともありました。
急所のそれを前提として立ちまわることは推奨されませんが、最悪その選択肢に結びつけることが出来るという点も評価できます。急所ワンチャンスで苦手なポケモンを1体処理できただけで、残りを詰ませられるシーンも少なくはないはず。
S操作はダブルバトルの基本と言われ、「縛り関係」を変えていくことで勝利を目指します。
「こごえるかぜ」「でんじは」「トリックルーム」の3大S操作が注目されますが、雨パーティを使用してみて、主に1ターン目から素早さが速いというところで他のS操作に比べて差をつけやすい点が魅力的でした。
上から攻撃するという点ではパーティ単位で構築を設計する際にはS操作の「おいかぜ」、「トリックルーム」などがありますが、これも選出負けした場合に展開されてしまうと負けに直結する可能性があります。
ボルトロスの「ちょうはつ」、「メンタルハーブ」の可能性が高ければ最悪「でんじは」によって元々の雨パーティの選出抑制・ビートダウンの強さを残しつつ、切り返しを止める要素がいくつかあるのは強かったです。
ビートダウンをする上ではファイアローを入れるのも強力ですが、受け回して並びを作る強さは、交代読みの試行回数を増やせて無難に強い動きであると再確認させられました。
また自分のような実力では「トリックルーム」で制圧していくような構築段階でのプランニングがスタンダードよりも高いパーティで勝ちを狙いにいくほうが、わかりやすくいいとされるかもしれませんが、
シングルに置いても、カードゲームに置いても「基本的な戦術に運要素を絡めやすい構築」が好みで、運を引き寄せやすい構築であるほうが合っていると判断したためです。
環境に刺さっていてもパーティが強力でも、使い手がダメだと全て無駄になってしまうのでこの選択は正解だったと思います。
他の人の話を聞くとジャパンカップ中にはメガサーナイト+モロバレルの「トリックルーム」パーティにおいて、霊獣ランドロスの「いわなだれ」によってひるんで「トリックルーム」ができずに負けたプレイヤーを何人も見てきているので、この選択は正解だったと思っています。
運負けは沢山聞くようで意外と一部のシーンだけなことはあるので実際そんなに多いものなのかな?と思っています。
ある負けも、前のターンの選択次第では拭えたのではないか、というシーンもありました。
しっかりと負け筋を消し、また勝ち筋を残すために立ち回り、行動選択に言い訳ができるような立ち回りを心がけていきたいです。
雑記を最後まで見て頂きありがとうございました。正直当たり前なことだらけでした。
ここまでだらだら~と書きましたが、自分に合うからという理由で構築を選んでいては最上位までいけないということは自覚しています。
今後は高見を目指し、どんな構築でも扱え、構築できるように日々頑張っていきます。
ただ、上位を安定するなら他の考え方でもいいものの、最上位を目指すには積極的に運要素での勝ちを狙っていく姿勢は大切だと思いました。
しかしそれに頼りきってプレイヤーとしての成長は臨めなさそうなので気をつけていきたいところ。
おしまい